Satoshi Hasegawa2011年7月10日4 分L.サモシの歌唱法と教授法6(4) 声を自由にさせるために有効なこと ・左右の耳のすぐ下にある顎関節をほぐす。 この場所が閉じたり固まったりしていると息は流れてこない。反対にここが緩むと丸く豊かに声は出て行ける。前述のように最重要のポイントである。顎関節を緩めたり動かしたりする方法での練習は多大な好結...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日7 分L.サモシの歌唱法と教授法54 Libero Canto の実践(Practice)について (1) レッスンの概要について 例えばある日のエドウイン・サモシのレッスンは「落ち着きなさい。何もしないで下さい。」から始まる。生徒はピアノを背に教師と互い違いに椅子に腰掛けている。雑念を捨てて精神状態をリラ...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日7 分L.サモシの歌唱法と教授法43.Libero Canto の原理 以下にサモシの Libero Canto の「原理」(Principle)全文を翻訳紹介する。 「呼吸なしに声はなく,呼吸なしに歌唱はない。私たちの呼吸方法が歌唱方法を生じさせるのである。呼吸方法自体が完全に私たちの身体的,感情的な状態...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日5 分L.サモシの歌唱法と教授法32.歌唱のスタイルについて 欧米における歌唱のクオリテイーはこの百年間ですっかり変わってしまったようである。その変化が良い方に変わったのか,悪い方に変わったのかは意見が異なるかもしれないが,その事実は間違いない。20 世紀初頭から半ばにかけてのクラシック声楽のレコードを聴け...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日6 分L.サモシの歌唱法と教授法2茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学,芸術)56 号(2007) Libero Canto─ラヨシュ・サモシの歌唱法と教授法 長谷川 敏* (2006 年 11 月 30 日受理) Techniques of Lajos Szamosi’s “Libero Canto”...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日2 分L.サモシの歌唱法と教授法1Libero Cantoについて 20世紀半ばウイーンのラヨシュ・サモシ教授によって開発された歌唱法、教授法で、かつてローマにて「我々が忘れてしまった正統的ベルカント唱法」と評価されました。現在はエドウイン・サモシ教授が継承しウイーン、ニューヨークを中心にこの活動を行い、発...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日3 分L.サモシの歌唱法と教授法7(6) 教授法について 教授法と歌唱法とは一対のものであるのでこれまで述べてきたことと本質的には同じものだが,なお必要と思われることを書きたい。 ・声楽教師は生徒に対してあらゆる忍耐と包容力を持って接すること。 生徒の呼吸の乱れをなくし精神的に落ち着かせるところから指導は始...