Satoshi Hasegawa2020年4月4日1 分LiberoCanto International Conference in WienLiberoCanto 声楽国際学会 ウイーン 2020年2月 Hedda先生は89歳で普段は耳が遠くて聞こえないのですが、 「Hasegawaの声は聴こえる。Hasegawaがこの歳でこのように歌えるのは 私たちのアプローチが正しい証拠だ。あなたを教えたEdvinがこの場...
Satoshi Hasegawa2019年1月3日8 分Domingo の発声法について ~ E.サモシの警鐘~Domingo の発声法について サモシSzamosi教授からの警鐘 ドミンゴにはとても音楽の才能があります。 彼は、オーケストラを指揮することもできます。 彼は舞台映えがします。 しかし、彼は歌うときに機能しているものや発声のメカニズムについては何も知りません。...
Satoshi Hasegawa2018年9月17日1 分Libero Canto とはLibero Cantoとは ◉良い声を 楽に出していける方法があります。 ◉LiberoCantoとは「自由なる歌唱」という意味です。 ◉これはウイーン国立音楽大のL.サモシ教授によって20世紀半ばに開発された歌唱法 です。...
Satoshi Hasegawa2016年5月8日2 分発声発声: Szamosi サモシの言葉 、ある日のレッスンより 下顎と舌 を弛緩させるのは歌唱のGrundlageである。素直に発声できる基本である。練習の大部分をこの課題に取り組まねばならない。 音は高くなればなるほど明るくなっていく。これはごく自然なことである。これに逆...
Satoshi Hasegawa2015年12月13日2 分脱力発声法のレッスンの進め方について声楽のレッスンといえば、生徒と先生がピアノや譜面台を挟んで相対して、大きな声のやり取りで終始するのが普通です。しかしLiberoCanto(以下LCとします。)では、それとは全く違うスタイルです。ピアノの前にいる教師と生徒は互い違いに椅子に腰を下ろします。いわば歯科医での治...
Satoshi Hasegawa2015年3月14日2 分声の音色について声の音色について 声楽を学ぶ人の常として、自分が好きな歌手の録音や本番を聴いて、その音色の真似をしたくなるものです。しかし音色を似せることは陥りやすい間違いです。 それは他人の顔に自分の顔を似せて化粧をするようなものです。人はそれぞれ違う個体なのですから、基本的に別の個性で...
Satoshi Hasegawa2015年1月16日5 分E.サモシの ‘呼吸について’ 4サモシスクール(の理念)によれば、歌唱レッスンの目標は、才能の差こそあれ、各人の持って生まれた歌唱能力の開花を可能にすることであるべきである。サモシスクールは音楽の勉強だけでなく、硬直した筋肉をほぐし、実際に発声の基本である(吸気と呼気という2段階から成る)呼吸の呼気段階を...
Satoshi Hasegawa2015年1月2日1 分Edvin Szamosi 先生 逝くクリスマス前の22日、ウイーンのエドウイン ・サモシ先生が亡くなったという悲しい報せをデボラから受けました。ご高齢であったのでこちらもある程度覚悟はしていたのですが、いざとなるとまさに巨星 墜つといった感じで衝撃は大きいです。...
Satoshi Hasegawa2014年12月22日4 分E.サモシの ‘呼吸について’3進化の過程で、有機体(動植物)は呼吸を抑制する能力を開発した。これはある状況下でこの能力が生き残りメカニズムとして機能するからだと当然視することができる。 動物が捕食動物からの差し迫った脅威にさらされていると感じるとき、その動物は自らを目や耳で確認できない存在にしようとする...
Satoshi Hasegawa2014年11月30日3 分E.サモシの ‘呼吸について’2呼吸について論じるとき、たいていの人たちは主に吸息のことを考える。そこが彼らの論点だからである。大多数の人々は、その分野の専門家も含めて、呼吸が共に単一体を形成する2つの側面から成ることを認識していない。2つの側面は同一ではないけれど、どちらも同様に重要である。第1の側面の...
Satoshi Hasegawa2014年11月10日4 分E.サモシの ‘呼吸について’1先頃、ニューヨークのDebolah Carmicaelがこれを英文で送ってくれました。声楽の根幹である「呼吸について」これほどの内容のものが他にあるでしょうか。正確を期すために田中治生氏に英語からの訳文 をお願いしました。一度に載せきれないので区切りながらご紹介します。...
Satoshi Hasegawa2013年8月6日3 分L.サモシの脱力声楽メトード6No.7 Libero Canto の原理 以下にサモシの Libero Canto の「原理」(Principle)について、長谷川のニューヨーク在住の友人であるDebolah Carmicaelが著した文章を翻訳紹介する。...
Satoshi Hasegawa2013年7月29日1 分L.サモシの脱力声楽メトード5No.6 さてラヨシュ・サモシ先生の死後,筆者は 1980 年より子息のエドウインに師事しました。彼は父の後を継いで、このメトードを姉ヘッダとともに発展させて来ています。 ある時私はエドウインのレッスンを受けてから,自宅でその時の録音を聴いて全く驚いた経験があります。人は自...
Satoshi Hasegawa2013年7月22日3 分L.サモシの脱力声楽メトード4No.5 1970 年代の初め,長谷川は東京藝術大学の大学院オペラ科の宮沢縦一先生の授業でイタリアの生んだ名ソプラノ歌手ガリ・クルチの 1920 年代の演唱をレコードで初めて聴いたのです。彼女のアリアの歌声は、美しくはあったが全く頼りなげであり,テンポもリズムもあいまいで何...
Satoshi Hasegawa2013年6月25日2 分L.サモシの脱力声楽メトード3ラヨシュ・サモシの教育理論は その実践的な価値に加えて,多くの人々がこれまで回復不能なまでに失われてしまったと信じてきたベル・カントの秘密をおそらくは,ついに我々に明らかにするものだった。 (マッテオ・グリンスキー「ベル・カントの秘密」より)1) L’Osservatore...
Satoshi Hasegawa2013年6月17日3 分 L.サモシの脱力声楽メトード11.ラヨシュ・サモシと Libero Canto 人間が生まれつき持っている能力を生かし,解放することによって自由に,また優美に歌うことができる方法があります。これは歌唱に伴う様々な重圧や障害を取り除いていく,穏やかでありながらその反面で厳しい方法である。このプロセスでは歌...
Satoshi Hasegawa2013年6月17日3 分L.サモシの脱力声楽メトード2No.2 また彼は自分で演奏しているときに,自分に聞こえてくる内側からの声と他人が聞いている声とでは大きな乖離があることに改めて気づき,そのことを何世紀も前にイタリアのマエストロたちが述べていたことを発見します。それは歌唱と音響学の新しい理解でした。そしてますます彼は歌唱...
Satoshi Hasegawa2011年7月10日4 分L.サモシの歌唱法と教授法6(4) 声を自由にさせるために有効なこと ・左右の耳のすぐ下にある顎関節をほぐす。 この場所が閉じたり固まったりしていると息は流れてこない。反対にここが緩むと丸く豊かに声は出て行ける。前述のように最重要のポイントである。顎関節を緩めたり動かしたりする方法での練習は多大な好結...