発声: Szamosi サモシの言葉 、ある日のレッスンより
下顎と舌 を弛緩させるのは歌唱のGrundlageである。素直に発声できる基本である。練習の大部分をこの課題に取り組まねばならない。
音は高くなればなるほど明るくなっていく。これはごく自然なことである。これに逆らって暗めに声を出していくのは正しい発声ではない。
ドラマティックに表現したい時に、通常暗く、暴力的に歌いたくなるものであるがこれは間違い、自然に、明るいままに音を上げていく。身体を硬直させて 劇的に表現しようとするべきではない。
耳の下を開ける。頬の周辺全く弛緩させるのだ。頬を閉めなければ明るさが来る。
舌を前に出す練習は大事だがただ前に出すだけではなく左右に振ると良い。
下顎を手で押さえ 、上唇に舌を左右に振り、舌根を柔かくしていくこうした練習が大変大切である。
歌うな。ただ吐くだけ。音楽を示すだけ。 自分 から声を出してはいけない。
また自分の声を聴いてはいけない。あらゆる自然な動きがとまってしまうから。
練習中は決して感情移入するな。正しいメカニズムの習得の邪魔になるから。
レッスンの最後のAussingen (完成品としての歌唱)の時は「感情と共に」、は許される。
声のクオリティーを追求する。そうすれば声量はついて来る。
Schipaスキーパはベストのクオリティーの声。Monaco モナコはschlecht悪いクオリティーの声。
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