一声楽指導者の来た道
浮月楼 (ふげつろう) 静岡駅近くにある、徳川幕府最後の将軍 慶喜の居所であった庭園。
先日、高校の同窓会があって静岡へ行ってきました。久し振りの静岡。
駅前から繁華街の地上も地下も全く都会風になっていてびっくり。駿府城公園、市民文化会館あたりは風格のある城周りとして整備されていた。
一方、新静岡駅の周辺の鷹匠町にはまだ昔の家々の佇まいが残っていて大変懐かしい想いでした。
同窓会には約80名ほどが出席。懐かしい面々の中にはメキシコ五輪で銅メダル獲得した元サッカー日本代表の杉山隆一君も。
宴の中で私は歌わないつもりでしたが、あちこちから せがまれてしまったので、
オンブラ・マイ・フを歌いました。
この曲は無伴奏でも大丈夫。叙唱からアリアへ、この曲は会場の空気を盛り上げるのに役立ったようでした。
思い出すと私は高校時代には合唱部の指揮を一年生から担当しました。その時につくづく思ったこと、声楽について何が正しいか皆目見当がつかず、誰か良い発声を教えてくれる良い先生が居ないものかと悩んだものでした。
正しい発声こそが曲の正しい理解となり良い音楽をつくるわけですから。
⭕このテーマが私のライフワークとなりました。
東京藝術大学、ウイーン国立音楽大学へと進み、3年の留学の後も引き続きウイーン、イタリアでの研修や演奏をしてきました。
また茨城大学音楽科やお茶の水女子大、洗足学園音楽大で長い間声楽を教えて来た経験が、正しい歌唱を追求することに大変貢献しています。
今では声楽を勉強する皆さんへの指導が自信を持って出来るようになったことが本当にうれしいです。
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